FLAT JAM セルフライナーノート

2023年9月に4枚目のアルバム”Diamond Planet”をリリースしました。

それに伴うリリースライブを’24の1月に開催。いつもライブにレコーディングにと手伝ってもらっているメンバー、G,尾上サトシ、Key,金藤稔人、Dr,田中徹、この時のライブをスペシャルなものにしたくてSax,田中邦和、Per,Tp,西岡ヒデローにも参加してもらいました。

リリースライブなのでニューアルバム中心ではありましたが、ブラスやパーカッションが入ることによって、この編成ならばこんな曲やあんなアレンジが出来ると面白い試みができました。
その手応えがとても良かったのでその後数回このメンバーでライブを重ねました。
そしてこのメンバーで録音しアルバムを残したいと思い、’25年1月から少しづつレコーディングを始めました。

当初はライブでやっている今まで既発の曲をニューアレンジバージョンで構成する予定でしたが、せっかくこのメンバーで録音できるのであれば新曲も入れようと考えてオリジナルのストックの中から選曲を始めました。
曲だけのモチーフの状態で僕の中では良い曲ではあるが、歌うのが大変そうとか、演奏が難しそうとか、歌詞のイメージがわかないとか、そういう全くチャレンジ心のない理由でボツにしていた曲が数曲ありまして、このバンドでやれば何か面白い音になりそうだということでアレンジを始めました。
バンド編成は決まっているので、みんなを最大限に活かして行ければ良いなと進めました。予想通り想像以上な演奏が録れました
そこまではスムーズでしたが、案の定そこから作詞、歌入れと苦戦しました。時間をかけた分なんとか納得の行くトラックが録れました。
そして’25年12月ほぼ一年越しで完成したアルバム。

井上富雄名義で発表している今までのアルバムは、シンガーソングライターの部分をアピールしたくてファーストアルバムに至ってはアコースティックギターをメインにしたほぼ弾き語りなアルバムだし、2ndはチルなサウンドを意識したし、3rdはカテゴライズされないバラエティに富んだ楽曲構成だったり、4thはロック色は出しつつも宅録メインに作り上げた内省的な感じもあり、色々と興味の湧くものに首を突っ込んで作ってきました。本業であるベースプレイヤーとしてのカラーをあまり出してこなかったので、今回は全編バンドで録音するというコンセプトだったのもあり、そのベースプレイヤーの部分ももっと出していこうと思いました。

レコーディングを始めるにあたってメンバーに伝えたことはなんとなくAORな感じと、差し詰め僕の場合はaoRだと思うけど。ジャズやソウルやファンクとか大体そんなジャンルの音楽構成になってると思う。
80年前半の頃からニューウェーブ後のムーブメントでそういったスタイルの音楽が流行っていた頃、当時ルースターズを辞めて何をやろうかと模索していた時に凄く刺さったのがそういう音楽でした。ロックしかやったことない自分にはそう簡単に出来るのものではなかったジャンルだったしなかなか満足の行くものが作れなかったという結果でしたが。
それから時代も変わりムーブメントも変わり興味も移り40年ほど過ぎた。今改めてAOR的な音楽、日本ではシティポップスという括りなのか?
ガッツリと思う存分作ってみようと思った。そしてようやく納得の行くサウンドを作れたような気がする。

FLAT JAM
INOUE TOMIO

Produced by Inoue Tomio

Inoue Tomio  lyrics, composition, arrangement, bass, vocals, programming of all songs

Onoue Satoshi  
Guitar, Backing vocals

Kaneto Toshihito 
Keyboards, Backing vocals

Tanaka Toru
Drums, Backing vocals 

Tanaka Kunikazu
Sax, Backing vocals 

Nishioka Hidero
Percussions, Trumpet

Tanaka Mayuka
Backing vocals 

Miura Kensuke
Recording & Mix engineer 

Shimada Hirofumi
Mastering engineer / STUBBIE Mastering

Shimoda Mokichi
Photography

Sato Yusaku
Art work